2009年10月28日
くぅちゃんへ～②病院から
くぅちゃん・・・・
オリコウサンにしていますか？
留守の間に、
ミンちゃんをいじめたりしていませんか？
カアチャンも、
今のところオリコウサンにしています。
おじいちゃんと仲良ししていますよ。
今日は、おばあちゃんの入院に付き添って
病院へ行きました。
ここは、カアチャンが卒業した学校のあった
なつかしい病院です。
学校は、去年廃校になってしまって、
今は、記念碑だけしか残ってないんですけど・・・
そして、
オトウサンと出会った、想い出の場所でもあるんですよ。
当時はまだ、昔、海軍病院だった頃のままの建物で
古くて暗くて陰気な感じだったんですけど、
何年か前に建て替えて、
今は、明るくて、きれいで立派な病院に変わっていましたよ・・・
少しさびしい気もしたんですけどね。
でも、
病室の窓から見える景色は、昔のままでした。
学校の屋上から、よく眺めたこの景色・・・・
じっと見てると、
なんだか、胸がいっぱいになってきましたよ。
ここは、
カアチャンの青春の街ですからね。
おばあちゃんが、病院のご飯を食べている間に、
カアチャンは、
おじいちゃんと、カアチャンの妹と、
最上階のお寿司やさんへお昼ご飯を食べに行きました。
窓からの景色もいいし、
とってもおいしかったですよ～♪
明日は、おばあちゃんの手術の間に
「鯛雑炊」を食べに来ようと思います♪
・・・あ、
おばあちゃんですが、
思ったよりも、病状が良いので心配ないようです。
安心して雑炊が食べられると思います。
それでも、
手術の前なので、いろんな検査があって、
その間の待ち時間が長くて・・・・
一緒に、最上階の図書館へ行ったり、
隣の喫茶店でお茶をしたり、
そうそう、
外来ホールで、ボランティアのイベントもあったんですよ。
ウクライナからやって来た、「ナイチンゲール合唱団」の公演です。
花のようにかわいらしい女の子たちが、
きれいな歌声で、
集まって来た患者さんや家族の心を和ませてくれました。
飾り気のない、とても素直でやさしい歌声・・・
ロシア語の歌がほとんどでしたが、
シューベルトの「アベマリア」は、
胸にじんわりと沁み込んで来て、
カアチャンは、鼻から水が止まらなくて困りました。
日本語で歌ってくれた「涙そうそう」では、
点滴を吊って、キャップをかぶったたくさんの患者さんたちの背中が
大きく、小さく、揺れていました・・・
病院と言うところは、
人間が、心も体も一番弱いところをさらして生きているところです。
そして、弱くなった心は、幸せでいる時よりも、
美しいものには敏感になります・・・
元気な時には気がつかなかった
とても大切なもの、とても美しいもの、
とてもかけがえのないもの・・・
おばあちゃんの病気を通して、
カアチャンは、今さらのようにかみしめています。
くぅちゃん、
カアチャンもオリコウサンでがんばりますからね。
くぅちゃんも、
あーちゃんやオトウサンや明希ママのいうことを良く聞いて、
オリコウサンでいてくださいね。
カアチャンより
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