2014年08月06日

私にできること・・・広島原爆の日に寄せて





8月6日


今日は、私の母方の祖父の命日です。



祖父は、69年前のこの日

広島での兵役中に被爆死しました。


祖母も、その祖父を探しに行って二次被爆し

赤い被爆手帳を手に

がん治療のため病院に通いながら

戦後何十年も経ってから苦しんで亡くなりました。



広島や、私が生まれ育った隣町の呉では

どの世代の誰もが、

どこかで被爆体験を持つ人とのつながりを持っており、

風化させまいと語り継ぐ被爆体験や非核平和への祈りの声を

間近かに聞きながら生きています。



ふるさとを離れ和歌山に暮らす私の周りでは

残念ながら

その祈りも薄く感じてしまうのですが

だからこそ、この日には

しっかりとこだわって心に刻んで生きたい

祈りと誓いの日でもあります。




私にできること・・・広島原爆の日に寄せて






 子どもたちから温かい家族の愛情や未来の夢を奪い

 人生を大きく歪めた「絶対悪」をこの世からなくすためには

 脅し脅され、殺し殺され

 憎しみの連鎖を生み出す武力ではなく

 国籍や人種、宗教などの違いを超え

 人と人との繋がりを大切に

 未来志向の対話ができる世界を築かなければなりません。



・・・・これは

今日、広島の平和祈念式典で

世界に向けて発信された

広島市長による平和宣言の一節です。





実は、先日のシーズンライブで

私はキース師匠からのご提案で

さだまさしの「しあわせについて」を

PROCeeDさんとコラボ演奏して歌わせていただきました。



練習中に

胸が詰まって声が出なくなってしまったことがあります。


歌いながら

連日報道され続けていたガザの

犠牲になった子供達や

それを悲しみ泣きわめく大人たちの姿が

瞼に浮かんでくるんです。



本番でも

泣いてしまいそうになりました。




私にできること・・・広島原爆の日に寄せて



原爆投下を「過去のあやまち」と呼ぶけれど、

今この時にも、世界のどこかで

多くの人が戦渦の中で命を落とし続けている現実を見れば、

原爆使用を思い立ち決定し実行した「あやまち」を、

人間は形を変えて今も犯し続けていると言わざるをえません。






以下、インドネシアの友人家族がホームステイした時に
 一緒に平和公園を訪ねた時の写真です


私にできること・・・広島原爆の日に寄せて



「戦争は人の心の中で生まれるものであるから

人の心の中に平和の砦を築かなければならない 」


・・・ユネスコ憲章前文の一節です。



私にできること・・・広島原爆の日に寄せて



国や人種や宗教が違っても

みんなに等しく尊い命があるように

種が異なり、ことばは持たなくても

動物たちにも命がある・・・




言葉の無い小さな命を思いやり

その痛みや気持ちを感じる心を育てることは

きっと、

その「平和の砦」を築く大きな力になると信じています。


そして、

動物愛護の問題も、

老人や障害者福祉の問題も、

人権や平和維持に関する問題も、

その根はすべて同じところに通じていると思うのです。


私にできること・・・広島原爆の日に寄せて



そのために、今、自分にできる何か・・・




動物愛護に関わる様々な活動や

音楽を通してできること

そこで出会いつながるご縁を大切にしながら

続けて行きたいと思っています。






合掌。


















<お知らせ>


猫ちゃんの飼い主さま募集


友人が、保護した猫ちゃんを

家族に迎えてくださる方を募集しています。

詳細はコチラ→ http://maaru.ikora.tv/e922802.html

ご協力をお願いいたします。




和歌山市保健所にも、たくさんの出会いを待つワンコ達がいます。

みなさま、ご協力をお願いいたします。

私にできること・・・広島原爆の日に寄せて

(興味のあるワンコがいましたら、直接問い合わせてみてくださいね♪)





*~*もりこまあるライブ出演情報*~*




8月16日(土)

桐蔭高校同窓会アトラクションにて演奏

一般の方はご入場いただけません<(_ _)>



9月9日(火)午後

ピュアハートコンサート

知的障害者施設「綜愛苑」にて

入場無料、どなたでもおいでいただけます。

詳細は後日掲載しますね。



9月15日(月・祝)

ユーミントリビュートライブ出演

詳細は後日お知らせします。



9月21日(日)

片男波野外広場にて「情熱ライブ」に出演

詳細は後日お知らせします。




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この記事へのコメント
まあるさま

広島出身のまあるさんが今、和歌山に縁がありお住まいになっていることを、わたしはなんだか有り難く、とても嬉しく思っています。(#^.^#)
日本は小さいけれど、それでも多くの県民にとって和歌山と広島は遠い。
だから当然、今、広島で起きていることも分かりにくければ、なおさら69年も前の原爆のことなど身近に感じられるわけがありません。
忘れ去った時に、人は過ちを繰り返すんだと思うのです。
こうやって、あの時のことを語り継いでいくことこそが人として生きていく役目であり、またひとつの生きた証だと思うんです。

まあるさん、和歌山に住んでくださって、そして様々な発信をアリガト。
和歌山を出た私が言うのもナンですが・・・<m(__)m>
Posted by やまさき あおいやまさき あおい at 2014年08月06日 22:08
♪やまさきあおいさま、

人間は、つらいこと悲しいこと苦しいことを忘れられるから生きてゆけるのですよね。
広島の惨劇を経験したご本人でさえ、「語らない」「忘れようとする」ことでしか自分の心を守れない方もいらっしゃいます。
それでも、その過ちを繰り返さないためには、その生の苦しみをありのままに語り継いでゆくことでしかできないように思います。

私自身が知っていることや話せることはしれていますが、こうして記事にすることで、関心を持ったり考える機会を持ったりしていただけるなら嬉しいなぁと思って居ます。
Posted by まあるまある at 2014年08月07日 23:40
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