2011年01月23日

シェルターメディスンの講義から




せっかくなので、

昨日聞いた講義の中から少し・・・

ウチのにゃんこの写真を添えて(^^)

(興味の無い方、スルーしてくださいね♪)





シェルターメディスンの講義から




アメリカや日本では

シェルター内での滞在日数が増えるほど

猫の「鼻気管炎(ヘルペスやカリシなどの感染症)」は

発症率が上がります(ToT)


しかも、たった2週間の滞在で、

キャりアーはほぼ100パーセント発症
するそうですし、

保護される猫達のいた環境からも想像つきますが

一見、健康そうでもキャリアーとして潜在する数は相当で

実際、どこのセンターやシェルターでも、

その管理と対策に大変苦労しているそうです。



シェルターメディスンの講義から



なのに、イギリスでは反対に、

滞在日数が長くなると、

鼻気管炎の発症率は下がっていくんだそうです。


その違いは、猫が置かれる環境から受ける「ストレス」

アメリカや日本は、狭いケージでの保管を基本としているのに対して

イギリスでは、ケージを使わず、

保護猫は「庭付きの部屋」に暮らし

極力、移動や部屋のものを入れ変えることは避けられ、

人馴れなどの社会化も、

人間が「なにもしないで同じ部屋にただ居る」ということから

始めるんだそうです。



シェルターメディスンの講義から





また、慣れない猫にとって一番ストレスになるのは

「犬の鳴き声」で、

生活空間を完全に分離することはもちろん、

移動の際も、必ずクレートに目隠しをして

犬を見せたり、犬を刺激したりしないように配慮すべきだそうです。



シェルターメディスンの講義から



いろんなシェルターの中で、

こういったことを実現しにくくしている一番の原因は

施設の「過密状態」です。

何よりも、この「過密」であることが

猫の生存率と譲渡率を下げることの原因になると、

講師は何度も断言しておられました。


過密になれば、スペースの問題のみでなく

限られた人手の中で

一頭づつへの配慮も薄くなってしまいます。


一匹でも多く救ってやりたい・・・

しかし、

「命を救う」だけでは、結局「救う」ことにはならない。


「ストレス」への配慮も含めた

その心身の健康を維持するための十分な配慮が行き届いていなければ、

結局、猫自体も救えない、

感染症も広がる・・・結果、

一見健康そうなキャリアーを増殖して

それをそのまま譲渡することで、

社会の中での「不幸な猫と飼い主」を増やすことにもつながる・・・


その事例もいくつかお聞きして衝撃を受けました。



やっぱりな。




シェルターメディスンの講義から




犬の、何倍もの保護数がある絶対繁殖過剰な現状の中で

「過密にしない」とは・・・

その中で、「安楽死」される猫の数を減らしてゆくには・・・



1頭当たりの滞在日数を短縮、

つまり、

より早くに適切なケアを施して譲渡につないでゆく・・・ということと

保護される猫の数そのものを減らしてゆく努力をすることが必要。


当たり前に感じていたことですが

科学的なエビデンスに基づく「真実」として

改めて突きつけられました。



保護猫を減らすには、

まず何より「避妊去勢」を行うこと!

日本の保護猫のほぼ8~9割は

まだ生まれて間もない子猫なんですから。




シェルターメディスンの講義から



譲渡数を増やすには、

ペットショップに行く前に、

「シェルターや愛護センターや保健所からの譲渡」

という選択枝があることとそのメリットを、

もっともっとたくさんの方に知ってもらうこと、


譲渡や啓発を行う施設には

普段から、もっともっとたくさんの人が気軽に

立ち寄ったり、遊びに来たり出来るようにしていくこと・・・



ボランティアである私は

猫の管理そのものに携わることはできませんが、

これらの課題のためには、

きっと何かできることがあるのではないかと思っています。
































〜「もりこまある」ライブ出演の予定です♪〜




本日1月23日(日)13:00〜

ハート美容室主催

チャリティーライブショー

(会場)和歌山市中央コミニュテーセンター(三沢町1丁目 エバグリーン南隣)

(入場無料)・・・ですが、千円からの寄付のお願いをされています
               (全額、児童福祉施設「虎伏学園」への寄付)

(出演)マジシャンちょびっとみつるさん、他、人気ミュージシャン多数♪



がんばるぞ〜ッ!

お待ちしていまぁ〜す(^^)/










☆冬のこだわり☆
     ↓

シェルターメディスンの講義から

(詳細はこの記事見てね♪)





*くぅちゃんも出演している!?
  武田千佳さんのアルバムのご紹介です!
シェルターメディスンの講義から
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シェルターメディスンの講義から

この曲、収録されています♪
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*くぅちゃんからのお願いです〜

シェルターメディスンの講義から


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捨てられたり、殺されたりするために
生まれる命がなくなりますように〜☆

「許せん!!」 (←何遍でも言うで〜)





このブログでの出会いによってできた曲です。

愛するものへの想いを込めて・・・
よろしかったら、聴いてみてくださいね♪

         ↓ (クリック♪)

シェルターメディスンの講義から
           
携帯はこちらから〜  
      ↓          
http://www.youtube.com/watch?v=vCqrHqdT24E&sns=em



   

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この記事へのコメント
とても興味深い勉強会ですね。
人と同じで動物にとっても
ストレスが原因でって事
多いんですね。

ペットショップに行く前に
愛護センターでの里親を勧めて、
協力してくれた人。
血統書にこだわった人。
人それぞれ考えは違う。
血統書があっっても
不幸な子はいる。
不幸な子を増やさないように
私の出来る事からしていきたい
と思います。
Posted by サスケ母 at 2011年01月23日 10:21
外国は広いからか?
ケアが行き届いていますね〜

鳥インフルエンザや口蹄疫等もストレスが原因なんでしょうか?

…だとしたら、人間の罪ですね…
Posted by 梓ママ at 2011年01月23日 11:08
今日は素晴らしいショーになりましたね
まあるさんたちのおかげです
ありがとう
Posted by サロンドハート at 2011年01月23日 18:33
今日はありがとう!
すてきなライブ
Posted by ちょびっとみつる at 2011年01月23日 18:36
ごめん!

 全然違うコメント

 うちのニャンコさん

 こんな写真撮らしてくれんの・・・
Posted by チェリーチェリー at 2011年01月23日 18:39
難しいことですが
これrからの参考にしていきたいと思います。
ありがとうございました。
Posted by 仙 純一 at 2011年01月24日 15:27
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